世界のゲーム市場規模はおよそ31兆円に膨れ上がっています。25日開幕した東京ゲームショウでは、かつて社会現象にもなった名作の数々がリメイクで生まれ変わっています。
■なぜヒット作のリメイク続く?
今年は、過去最多となる47の国と地域から1136社の企業が参加し、史上最大規模で開催されている東京ゲームショウ。
東京ゲームショウ主催者
辻本春弘会長
「日本がゲームにおける家庭用専用機の発祥の地。これが進化し続けたということで、海外の方々も東京ゲームショウで出展してみたいと」
世界のゲーム市場規模はおよそ31兆円と4年で1.5倍に増加しています。日本のゲーム市場規模も2兆3961億円に達し、ゲーム人口はおよそ5475万人に上ります。
去年11月に発売された「ドラゴンクエストIII」のリメイクは、200万本を超えるヒット。1988年に初めて発売された当時は、発売日に全国で長蛇の列ができる社会現象となりました。
かつてのヒット作を続けざまにリメイクして発売する理由は何なのでしょうか。
HD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」
「ドラゴンクエストI&II」プロデューサー 早坂将昭さん
「今ドラゴンクエストは最新作が11まで出ています。今から始めても追いつけないんじゃないかという声がかなり多くあった。新たな入り口として新しい人たちにも入ってきてほしい」
当時の映像と比べてみると、新たな技術が使われているのが分かります。
「HD-2D」と呼ばれるグラフィック表現。旧作と同じドットで描かれたキャラクターに、3DCGで作られた背景を融合させています。
これは、シリーズ累計500万本を売り上げた「オクトパストラベラー」から広がりました。
「オクトパストラベラー0」プロデューサー
鈴木裕人さん
「懐かしくて新しいドットのゲームを、世の中に出せることがメリット」
一方、こちらは生成AIを活用した将棋ゲームの最新タイトル。自分の一手一手をAIが解説してくれます。
いまや日本のコンテンツ産業は、海外での売り上げが自動車産業に次ぐ規模になっています。
(「グッド!モーニング」2025年9月26日放送分より)
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp
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